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 消えてゆく日本の名所壊れゆく景観

壊れゆく景観 消えてゆく日本の名所

四六判 306ページ 上製
定価:2,500円+税
ISBN978-4-7664-1308-3(4-7664-1308-3) C36
奥付の初版発行年月:2006年11月

内容紹介

「歴史的景観の破壊は、人々の心を荒廃させる!

日本の美しい自然は、古来から歌人や思想家に感動を与え、多くの作品を生み出してきた。
そしてそれらは人々に喜びと発見を与え、日本人ならではの豊かな精神を育んできた。
本書は、文学と自然の深い結びつきを例証し、「開発」の名のもとに進む歴史的景観の破壊に対し、厳しい警鐘を鳴らしている。」                    中村敦夫(俳優・作家)

自然景観や歴史的景観を壊すか残すかという問題は、単に環境問題の領域にとどまるものではない。私たちがどのような風景や景観の中で暮らすかという問いは、私たちの生活の質そのものにまで及んでいるのである。本書では、山野河海の、在りし日の名勝の美しさを、古典に謳われた多数の歌や写真、図版とともに紹介しつつ、現在の惨憺たる乱開発の状況を重ね合わせ、理念なき環境行政のあり方に警鐘を鳴らす。


川村晃生(かわむら てるお)
慶應義塾大学文学部教授 日本文学、環境人文学
1946年生まれ。
主要著作:『環境学事始め』(共著、慶應義塾大学出版会、1999年)、『日本文学から「自然」を読む』(勉誠出版、2004年)など。

浅見和彦(あさみ かずひこ)
成蹊大学文学部教授 日本文学、環境日本学、地域文化論
1947年生まれ。
主要著作:『徒然草、方丈記、歎異抄』(朝日新聞社、2001年)、『説話と伝承の中世圏』(若草書房、1997年)など。

目次

第一章 美しかった日本、壊れゆく日本
 1 風景はいかにしてつくられたか
 2 歴史的景観の成立
 3 歴史的景観の破壊
 
第二章 破壊された景観
 1 海浜
  三保の松原 / 松島 / 天の橋立 / 佐野の浜 / 鞆の浦 / 千本松原 / 沖縄の海 / 新潟砂丘
 2 山野
  姥捨山 / 碓氷峠 / 大原野 / 吉野山 / 武蔵野 / 富士山
 3 湖水と川
  琵琶湖 / 諏訪湖 / 川辺川 / 吾妻渓谷 / 春の小川
 4 都市と生活
  日本橋 / 京都駅 / 平城宮跡 / 明かり / 消えゆく地名

景観問題のいま—あとがきにかえて


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