大学出版部協会

 

シンボル・技術・言語 〈新装版〉

叢書・ウニベルシタス619
シンボル・技術・言語 〈新装版〉

四六判 352ページ 上製
定価:4,000円+税
ISBN978-4-588-14044-0 C1310
奥付の初版発行年月:2017年06月 / 発売日:2017年06月上旬

内容紹介

1927年『シンボル形式の哲学』を完成後、カッシーラーはその解説と一層の発展を期して多くの論文を書いた。本書は、そのうちシンボル・技術・言語・神話・心理学に関する5本の論文と、それをめぐる当時の議論を収め、20世紀哲学の口火を切った彼の哲学の再検討に資する。

著者プロフィール

エルンスト・カッシーラー(カッシーラー エルンスト)

(Ernst Cassirer)
ドイツの哲学者。1874年ブレスラウ(現ポーランド)に生まれる。H.コーヘンに学び、マールブルク学派の一員として研究生活を始める。近代哲学と科学の関係を歴史的・論理的に考察した『近代の哲学と科学における認識の問題』(1906–20)で広く知られるようになり、『実体概念と関数概念』(1910)で科学における概念形成の変遷を論じる。また、ヴァールブルク文庫の、民族学・言語学・比較神話学・比較宗教学の膨大な資料に触れ、しだいにカント主義の枠を脱し『シンボル形式の哲学』(1925–29)という文化一般の体系的哲学を構築する。1929年ハンブルク大学総長に就任するが、33年ナチスの台頭とともに亡命を余儀なくされ、オックスフォード大学、ついでスウェーデンのイェーテボリ大学教授を経て、1941年アメリカのイェール大学に招聘されるなど活躍したが、1945年急逝した。

篠木 芳夫(シノギ ヨシオ)

1943年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科西洋哲学専攻博士課程単位取得退学。北海道教育大学名誉教授。論文「ナトルプの一般心理学とフッサール」(日本哲学会編『哲学』第29号、法政大学出版局)、コリングウッド『歴史哲学の本質と目的』(未來社)。

高野 敏行(タカノ トシユキ)

1949年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程満期退学。哲学専攻。釧路公立大学学長。著書『都市と思想家Ⅱ』(共著、法政大学出版局)、論文「純粋直観としての空間」など。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はしがき【エルンスト・ヴォルフガング・オルト】
序論【ジョン・マイケル・クロイス】

1 哲学の体系におけるシンボルの問題とその位置づけ(1927)【エルンスト・カッシーラー】
発言の記録【パウル・ホーフマン、ウィリー・モーク】
討論【シュミート・コヴァルツィク、アロイス・シュマルト】
結び【エルンスト・カッシーラー】

2 形式と技術(1930)【エルンスト・カッシーラー】

3 神話的空間、美的空間、理論的空間(1931)【エルンスト・カッシーラー】
発言【リヒャルト・ハーマン、エルンスト・カッシーラー、モーリツ・ガイガー、エルンスト・バルテル、エルヴィン・パノフスキー、アルベルト・ゲルラント】

4 言語と対象世界の構築(1932-33)【エルンスト・カッシーラー】
作業報告──言語心理学【司会 カール・ビューラー】

5 心理学と哲学(1932)【エルンスト・カッシーラー】
シンボル形式の哲学というカッシッラーの考え方──批判的覚書【エルンスト・ヴォルフガング・オルト】


初出一覧
訳者あとがき
カッシーラーにより言及された文献〔索引〕
概念・論点索引
人名索引


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。