大学出版部協会

 

 報道・ネット・ドキュメンタリーを検証するメディアは大震災・原発事故をどう語ったか

メディアは大震災・原発事故をどう語ったか 報道・ネット・ドキュメンタリーを検証する

A5判 312ページ 上製
定価:2,500円+税
ISBN978-4-501-62750-8 C3036
奥付の初版発行年月:2012年03月 / 発売日:2012年03月上旬

内容紹介

大地震・津波・原発事故により広範囲にわたって被害がもたらされ、メディア自体も被災した状況で、未曽有の災害はどう報じられたかを検証する。時間経過による報道内容の変化、メディアによる情報の違い、テレビ・新聞等の既存メディアとネット・ソーシャルメディアとの連携、被災者自身による情報発信、ドキュメンタリーによる事実の検証、原発事故報道のあり方、報道が世論・選挙にもたらす影響、世界での報道と国内での反応などを論考。著者が震災前から録画した首都圏すべてのテレビ録画映像分析や世論調査によるデータも交え、詳細に分析する。


目次

序章 東日本大震災が来た日
 1. プロローグ
 2. 3月11日14時46分
 3. 帰宅途上
 4. 破壊された日常
 5. 災前と災後
 6. 被災地 東京
 7. 間メディア社会:マスメディアとネットメディアの連携
 8. 個人と全体をつなぐ視座
 9. 政治とメディア
 10. 世界に向かって
 11. 本書の構成
第1章 地震発生,そのときメディアは
 1. メディア・イベントとしての東日本大震災
 2. 地震発生
 3. 津波発生
 4. 官邸の動きはどのように報じられたか
 5. 原発事故発生報道
 6. 新聞は何を伝えたか
 7. 明らかになった諸問題と今後の可能性
第2章 新しい情報回路―ソーシャルメディアと間メディア性
 1. インフラの遮断とインターネット
 2. 携帯・ネットを介した安否情報の交換
 3. Twitterが媒介したテレビとネットの連携
 4. 新聞とネットの連携
 5. プラットフォームとしてのインターネット
 6. 一次情報のネット掲載
 7. 動画サイトのコンテンツ・プラットフォーム的役割
 8. 原発問題とメディア―科学ジャーナリズムの問題
 9. ネットメディアと復興支援活動の組織化
 10. 間メディア時代のメタ・メディアとしてのインターネット
第3章 その映像を撮ったのは誰か―釜石〈宝来館〉をめぐる被災者と報道者
 1. その映像を撮ったのは誰か
 2. 津波に襲われる釜石市
 3. 『津波にのまれた女将』
 4. メディアの中の〈宝来館〉
 5. 『ハマナスの咲くふるさとにもどりたい』
 6. 〈宝来館〉をめぐる多様なまなざし
 7. 〈宝来館〉の現実
 8. 〈釜石〉という豊饒
 9. おわりに―多様化する報道者
第4章 原発リスクと報道―混乱する情報とソーシャルメディア
 1. チェルノブイリ・9.11・福島原発―〈リスク〉の発言としての東日本大震災
 2. 何が問題だったか―落胆の連鎖
 3. 自己と報道の経緯
 4. そのときソーシャルメディアでは
 5. 原発リスクとグローバル世界
 6. 3.11における原発情報の流れ―なぜ情報は流れなかったのか
第5章 福島第一原発事故はどのように語られたか?―テレビ・ドキュメンタリーの模索
 1. 報道とドキュメンタリー
 2. 被爆,核実験,ドキュメンタリー
 3. 原子力発電のこれまで
 4. 東日本大震災はどのようにドキュメンタリー化されたか
 5. 震災後3か月の原発事故ドキュメンタリー
 6. 原発問題の何が語られたか―NHKと民放の違い
 7. バラエティ番組とドキュメンタリー
 8. テレビ・ドキュメンタリーと記憶
第6章 福島第一原発事故で社会は変わるのか?―メディアと選挙・世論・脱原発運動
 1. 社会は変わるのか
 2. 福島第一原発事故と世界の動き
 3. 2011年4月統一地方選挙から11月福島県議会選挙まで
 4. 日本における〈世論〉の変化と不変化
 5. 原発を取り巻く諸問題―グローバル世界のなかで
第7章 世界からのまなざし―グローバル・メディアと東日本大震災
 1. 東日本大震災とグローバル世界
 2. 世界からのまなざしの二面性―支援と風評
 3. 欧米のメディアは何に注目したか
 4. アルジャジーラによる東日本大震災報道
 5. グローバル・コミュニケーションの明日

参考文献
あとがき
索引


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。