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 熱帯雨林の昆虫の多様性虫をとおして森をみる

フィールドの生物学
虫をとおして森をみる 熱帯雨林の昆虫の多様性

A6判変型 172ページ 並製
定価:2,000円+税
ISBN978-4-486-01843-8 C1345
奥付の初版発行年月:2010年09月

内容紹介

フィールドの生物学シリーズの第4弾。熱帯アジアの森をフィールドにし、「一斉開花」の現象をはじめとする自然環境とハムシを中心とした昆虫との関係を女性研究者ならではの視点で紹介する。


目次

はじめに    iii

第1章 ボルネオの熱帯雨林へ
東南アジア熱帯雨林の特徴
フタバガキ混交林
フィールドステーション・ランビルヒルズ国立公園
 コラム 林冠調査の注意事項
恵まれた研究施設

第2章 昆虫の長期観測
熱帯昆虫の数の変動は安定しているか?
ウォルダ博士の研究
ランビルヒルズ国立公園における昆虫の長期観測
 コラム 研究計画の立て方
昆虫標本の管理
標本庫にこもる
研究対象を選ぶ
コウチュウ目ハムシ科
形態種へのソーティング
 コラム パラタクソノミーは科学ではない?
検索表と向き合う時間
 コラム DNAバーコーティングの可能性

第3章 林冠の世界
一斉開花
花に集まる虫たち
アザミウマと一斉開花
オオミツバチと一斉開花
 コラム オオミツバチの襲撃!
 コラム 痛い虫
ランビルのハムシとサラノキ
ハムシは一斉開花になると増えるのか?
ハムシの垂直分布パターン
花がないときのハムシの餌
夜の林冠
 コラム オオミツバチが残したもの

第4章 昆虫の季節
中南米の研究―季節林―
中南米の研究―季節性が弱い森―
東南アジア熱帯の昆虫の季節性と非季節性
ハムシの非季節的個体数変動パターン
昆虫の季節性―今後の展開―
 コラム 規則正しいクロテイオウゼミ

第5章 早魃の影響
エルニーニョに連動した早魃が昆虫にあたえる影響
種の共存のメカニズム
早魃中の調査活動
 コラム 虫が採れない
群集構成種の変化
個体数変動の種間変異
早魃の規模と頻度が増大する時
 コラム 二次林の調査

第6章 フィールド研究をはじめる若者へ
昆虫と出会う
熱帯研究をはじめるまで
これができなければフィールドには連れて行かない
研究計画の失敗
 コラム サロンと水浴び
 コラム オラン・クワット―女性研究者の苦悩―
現地住民との交流
バラタクソノミスト養成のチャレンジ
 コラム 植食性昆虫の寄主特異性
フィールドワーク―まだまだ初心者編―

謝辞
参考文献
索引


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