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 心理学と社会学の視点で読み解く現代社会心の“ゆらぎ”と社会の変化

心の“ゆらぎ”と社会の変化 心理学と社会学の視点で読み解く現代社会

大山 七穂:編著, 小川 恒夫:編著
A5判 272ページ
定価:2,500円+税
ISBN978-4-486-01783-7 C1011
奥付の初版発行年月:2008年04月

内容紹介

東海大学文学部心理・社会学科の教員陣によるテキスト。本書では、移りゆく現代社会とその社会に不適応を起こしている人間の問題を、社会学的・心理学的両面からアプローチし、問題を独自の方法で読み解き、分析・考察することを試みる。


目次

まえがき
第1章 階層 日本型社会における平等の虚構性
 はじめに
 1.格差の問題点
 2.豊かさの偏り─所得配分と資源配分の不平等
 3.学歴社会のゆくえ
 おわりに
第2章 会社 日本企業の組織変革と従業員の心の“ゆらぎ”
 はじめに
 1.経済の高度成長と日本的経営の確立
 2.低成長時代の始まりと日本的経営の変化
 3.日本的経営の変革と過重な労働
 4.働きすぎを生む日本的経営
 5.平成不況以降の経営と人事管理
 6.日本的経営の変化と中高年就業者の心の“ゆらぎ”
 7.経済社会の変化と若年就業者の意識
 おわりに
第3章 地域 学校教育を地域で育む
 はじめに
 1.都市化と地域教育力の低下
 2.学校でのキャリア教育
 3.自己形成の場としての地域社会
 4.学校と地域社会との連携の試み「職場体験」
 5.地域教育力を支える地域産業の育成
 おわりに
第4章 学校 学校臨床の視点から
 はじめに
 1.スクール・カウンセラー制度ができるまでの学校
 2.調査から見た現在の児童生徒の心のゆらぎ
 3.調査から見た保護者の心のゆらぎ
 4.調査から見た教師の現状と心のゆらぎ
 5.日本におけるスクール・カウンセラーの役割
 6.学校臨床心理学とスクール・カウンセリング
 7.諸外国のスクール・カウンセリングと定義と活動
 おわりに─日本のスクール・カウンセリングにおける今後の課題
第5章 家族 生殖からみた心の“ゆらぎ”
 はじめに
 1.臨床心理士の職域の広がり
 2.生殖と生殖医療
 3.不妊をめぐる社会文化的問題
 4.不妊当事者の心理
 5.生殖心理臨床の実際
 おわりに
第6章 子ども 脆弱化した自尊感情を育む
 はじめに
 1.カウンセリングの現場からみた子ども
 2.子どもの日常生活
 3.さまざまな行動の問題
 4.自尊感情が揺らいでいる
 5.基本的自尊感情を育む共有体験
 6.共有体験の方法
 おわりに
第7章 青年 大学生の心の“ゆらぎ”とその支援
 はじめに
 1.青年期とゆらぎ
 2.大学生の悩みの実際とその理解
 3.心理的援助の態度と方法
 おわりに─ゆらぎの中に何を見出すか
第8章 死別 現代社会の死と死別の悲嘆
 はじめに
 1.現代社会の中の死
 2.喪失体験
 3.死別体験者の悲嘆と悲哀
 4.死別体験を語ること
 おわりに
第9章 ジェンダー 性別と性別役割の“ゆらぎ”
 はじめに
 1.ジェンダーとは─男と女の違い
 2.社会の中のジェンダー構造
 3.ジェンダーの問題
 おわりに─セックスのゆらぎ
第10章 脳と社会 「心の“ゆらぎ”と社会の変化」を解き明かす脳の視点
 はじめに─「社会脳」の発見
 1.脳からみた心─歴史的変遷
 2.神経心理学研究におけるパラダイムシフト
 3.認知と意識の乖離─神経心理学的症状の例から
 4.「心の理論」を理解する
 5.右脳の優位なはたらき
 おわりに─現代を読む脳科学
索引
執筆者紹介


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