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 日本ビジネス再生の鍵は、フィンランドにあるザ・フィンランドシステム

ザ・フィンランドシステム 日本ビジネス再生の鍵は、フィンランドにある

矢田龍生:共著, 矢田晶紀:共著
四六判 216ページ 上製
定価:2,200円+税
ISBN978-4-382-05557-5(4-382-05557-1) C2034
奥付の初版発行年月:2006年05月 / 発売日:2006年05月上旬

内容紹介

フィンランドのハイテク企業の成功を語るときに、オウルの成功が語られることが多い。北極圏に近い場所ながら、世界の携帯電話産業から注目を浴び都市へと変貌した、北欧のシリコンバレー、オウル市である。オウル市の最大の強みは、企業、教育機関、研究施設などによるネットワークが構築され、このネットワークを通じて、ビジネスアイディアのブラッシュアップや、人材の獲得、売り先の獲得などが行なわれている。そして、ネットワーク自体にノウハウが溜まり、それが次のベンチャー企業を生み出す力となっている。
コラボレーションとネットワークは、ザ・フィンランド・システムという生態系のあらゆるところで観察され、フィンランドの成功のキーポイントとも言える。
フィンランドは、森林資源などを除いて、極めてリソースの少ない国といえる。その国が成功した背景には、このようにネットワークとコラボレーションを進め、ザ・フィンランド・システムという生態系が持ちうる力を最大限にしたことが大きな要因であろう。

前書きなど

フィンランドは小さな国である。しかしながら、グローバル経済の中で注目されている国の一つであり、グローバルスケールで活躍するベンチャー企業を多数生み出している。その北欧の小国、フィンランドでは何が起こっているか?を日本人の視点から解き明かし、今後の日本飛躍の一つのヒントとして使ってほしい。これが本書の狙いであり、筆者の願いでもある。

著者プロフィール

矢田龍生(ヤダタツオ)

1976年、東京生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。その後、ビジネスプロデュースを行なうヴォヴィスに設立メンバーとして参加、現在、ヘルシンキ経済大学インターナショナルMBAプログラムに在籍中。
大学在学中からインターネットビジネスに携わり、数多くのインターネット、IT関連のビジネスに対してのコンサルティング活動に従事。その未来を見通す視点には定評がある。
戦略、オペレーション、デザイン、システムなどの幅広い知識を持ち、日本だけでなくフィンランドを初め欧州のIT業界にネットワークを持つ。

矢田晶紀(ヤダアキノリ)

1945年生まれ。法政大学社会学部卒業後、矢田環境デザイン研究所設立。
コンサルタントデザイナーとして独自のジャンルを切り開く。
ITが起こす変化にいち早く注目し、リアル企業のITへの取り組みを促進させ、数々の新しいビジネスを成功へ導いている。
また、都市研究分野ではその鋭い視点に定評があり、日本・世界の都市動向にも卓越した見識で提案を行っている。豊富な人脈と機動力を生かした情報収集・分析力で、来るべきトレンドを環境デザインの視点から確実に予見し、各方面より絶大な信頼を得ている。
企業や自治体・中央省庁のコンサルタント活動を行う傍ら、業界紙、経済紙の執筆、講演など幅広く活動。
『全国新線・新駅交通地図』(産業能率大学出版部)、『中国はこう変わる 大発展計画の全貌』(三笠書房)など著書は30冊にも及ぶ。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに
第Ⅰ部 ザ・フィンランド・システムの真相に迫る
 第1章 フィンランドとは
 第2章 ザ・フィンランド・システムを解明する
 考察:ハイテク・フィンランドの原点「オウル・クラスター」を解剖する
第Ⅱ部 フィンランド有望ベンチャー企業、優良インキュベーション組織に迫る
 第3章 ハイテク立国を支える公的支援機関
     ◆テケス ◆フィンプロ ◆オタニエミ・オウルテック
 第4章 注目インターナショナル・ベンチャー企業訪問
     ◆SSHコミュニケーションズ・セキュリティ
     ◆エクストラクト ◆ハントロ
     ◆ソリッド・インフォメーション・テクノロジー
     ◆コンティヌエント ◆ディストクラフト
     ◆マルチライザ ◆シー・アール・エフ
     ◆ネットホーク ◆グットムード
     ◆アップストリームエンジニアリング
     ◆レプリコン
第Ⅲ部 ザ・ジャパニーズ・システムは実現するか


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