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機械式時計講座

機械式時計講座

B5判 264ページ
価格:9,460円 (消費税:860円)
ISBN978-4-13-068800-0 C3053
奥付の初版発行年月:2014年08月

内容紹介

1970年代以降デジタル時計の発展に伴い,機械式時計のシェアは縮小してきたが,近年その魅力が見直され,販売台数も増加傾向にある.本書は,機械式時計の仕組みから,組立,調整,これからの方向性まで,その魅力までをふんだんに解説した決定版書籍.


目次

はじめに
第1章 どのように機械時計は動くか
 §1.1 表輪列
 §1.2 裏輪列
 §1.3 香箱とぜんまい
 §1.4 脱進機の動き
 §1.5 安全作用
 §1.6 脱進機の動作に関する用語解説
 §1.7 動作線図の見方
 §1.8 安全作用と時計の信頼性
 §1.9 てんぷと振動数
 §1.10 よい時計とは  
第2章 どのように歩度は決まるか
 §2.1 時計における等時性とは
 §2.2 等時性の実際
 §2.3 等時性を乱す要因
 §2.4 てんわの片重り
 §2.5 ひげぜんまいの重心移動
 §2.6 ひげぜんまいの重心点とは
 §2.7 切り取られたひげぜんまいの重心点
 §2.8 重り付けによる等時性の調整
 §2.9 脱進機誤差
 §2.10 平立差の原因
 §2.11 楕円ほぞによる平均値違い
 §2.12 平均値違いの感度と最大値
 §2.13 ほぞびつによる平均値違い
 §2.14 理想のひげぜんまい
 §2.15 ひげぜんまいの実際の動き
 §2.16 温度補正の歴史
 §2.17 温度補正と金属材料
 §2.18 日欧のひげぜんまい理論の比較
第3章 どのように振り角は決まるか
 §3.1 機械時計のエネルギー
 §3.2 てんぷでのエネルギー消費
 §3.3 てんぷのエネルギーとQの関係
第4章 どのように歩度は測られるか
 §4.1 刻音
 §4.2 刻音によるコーアクシャル(同軸)脱進機の分析
 §4.3 刻音と歩度の測定
 §4.4 歩度と振り角の実際
 §4.5 歩度・振り角変動の原因
第5章 これからの機械時計
 §5.1 近年のイギリス時計事情
 §5.2 クロノグラフと発停誤差
 §5.3 スプリングドライブ
 §5.4 機械時計の今後の課題
 §5.5 コンクール時計にみる機械時計の可能性
図表一覧
索引


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