大学進学の機会 均等化政策の検証
小林 雅之:著
A5判 288ページ
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-13-051315-9 C303
奥付の初版発行年月:2009年03月
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-13-051315-9 C303
奥付の初版発行年月:2009年03月
内容紹介
教育の機会均等の理念を掲げた戦後の大学政策は,親の所得階層や出身地域による格差の是正を実現してきたのか.システムレベルから授業料・奨学金などの個別政策までの政策分析と,教育費,家計負担,学生生活費の実証分析とを交叉させて詳細に検証し,今また新たな格差が強まる恐れを指摘する.
目次
1章 大学進学機会と格差是正政策——深刻化する教育費問題——
2章 大学進学機会の格差是正政策の展開——機会均等化への取り組み——
3章 格差是正のための教育費政策の展開——授業料と奨学金——
4章 大学進学機会の格差とその要因——誰が進学しているか——
5章 教育費と家計負担——無理する家計と学生——
6章 学費援助の効果——奨学金は格差是正に有効か——
7章 結論——進学格差是正のための政策と研究の有効性——
文献/あとがき/索引