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日本赤十字社と人道援助

日本赤十字社と人道援助

A5判 360ページ
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-13-026221-7 C3021
奥付の初版発行年月:2009年11月

内容紹介

西洋先進国が示した「人道」の理念は,「文明国」をめざす近代日本においていかに受容され,展開したのか.新たに公開された日赤の原史料をもとに,その誕生から昭和初期の戦時救護を軸とした活動の実態を解明し,日赤が国内的・国際的にもった意味を考察.今日の人道活動を考えるうえでも指標となる一冊.


目次

はじめに(黒沢)
序章 近代日本と赤十字(黒沢文貴)
第1部 戦時救護と博愛社・日本赤十字社
1章 博愛社から日本赤十字社へ(小菅信子)
2章 「文明の戦争」としての日清戦争(喜多義人)
3章 病院船の活躍した北清事変(喜多)
4章 ジュネーブ条約締約国間の日露戦争(喜多)
5章 軍都広島と戦時救護(千田武志)
第2部 日本赤十字社の国際的展開と平時事業
6章 第1次世界大戦と看護婦の海外派遣(河合利修)
7章 シベリア出兵とポーランド孤児の救出(黒沢)
8章 日本赤十字社の平時事業(河合)
9章 日本赤十字社の国際関係(河合)
10章 昭和初期の事変と日本赤十字社(喜多)
終章 二つの世界大戦と赤十字(小菅)
あとがき(河合)
付録:日本赤十字社関連年表/日本赤十字社関係資料


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